ボクシングにわかのぷろ

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【ボクシング教室】ボクシングの階級について【第二回】

 

選手紹介のときによく見かけるワード

「○○階級制覇王者!!」

 

ボクシング初心者で詳しい知識を持ってない人なら

「なんだかスゴイ人なんだなー」

としか思わないかもしれませんね

 

最初のうちはその解釈で

まったく問題ありません!

 

 

とはいえ、もうちょっとだけ詳しく知りたい!

という方のため、今回はちょっとだけ超かんたんに

ボクシングの階級について説明していきます!!

 

 

目次

 

 

 

■体重によって階級が分かれる

「階級」とは体重によるクラス分けですが

そもそもボクシングに限らず

ほとんどの格闘技には階級が存在します。

 

 

格闘技ではまず戦う人同士の

体重差を極力少なくするため

体重によってクラス分けをします。

 

体重50kg以下の人はAクラス

体重55kg以下の人はBクラス

体重60kg以下の人はCクラス

といった具合ですね。

 

クラス分けをしたあとは

同じクラスの人としか対戦ができないので

もしBクラスの人がAクラスの人と戦いたいと思ったら

体重を50kg以下に落として

Aクラスに異動する必要があります。

 

これが「階級」です。

 

ちなみにAクラスBクラス

両方のクラスでチャンピオンになったら

「2階級制覇王者!!」となります!

 

 

 

ここまで理解できたなら

あなたはもうボクシング博士です!

 

■体重は重い方が有利

「階級が体重別ってことくらい知っているわ!」

という玄人の方もいらっしゃるかもしれないので

そもそもなぜ体重でクラス分けが必要なのかについて

これまた簡単に説明していきます!

 

 

例えば、空のペットボトルで叩かれても痛くないですが

1L(1kg)の水を入れたペットボトルで叩かれると

痛いですよね?

 

生身の体にパンチされると痛いですが

重さ1kg分の服を着込んでその上からパンチされても

全然痛くないですよね?

 

 

このように1kgの増減だけでも

相手に与える衝撃の大きさや自分への衝撃の大きさは

かなり変わってきてしまうのです。

 

まあ上記はとても極端な例ではありますが

なんとなくイメージは伝わったのではないでしょうか。

 

これが体重で階級分けをしている

主な理由です。

 

 

■ボクシングの階級は17階級もある!

 

実はボクシングの階級数は時代によって

増えたり減ったりもしているのですが

現状ではボクシングの階級は

以下の17階級があります。

(※男子プロボクシングの階級です)

 

ヘビー級       90.719キロ以上
クルーザー級     90.719キロ以下
ライトヘビー級    79.379キロ以下
スーパーミドル級   76.204キロ以下
ミドル級       72.575キロ以下
スーパーウェルター級 69.853キロ以下
ウェルター級     66.678キロ以下
スーパーライト級   63.503キロ以下
ライト級       61.235キロ以下
スーパーフェザー級  58.967キロ以下
フェザー級      57.153キロ以下
スーパーバンタム級  55.338キロ以下
バンタム級      53.524キロ以下
スーパーフライ級   52.163キロ以下
フライ級       50.802キロ以下
ライトフライ級    48.988キロ以下
ミニマム級      47.627キロ以下

 

■複数階級制覇王者

今までのボクシングの歴史の中には

複数の階級でチャンピオンになった

複数階級制覇王者が何人かいますが

 

一番多くの階級を制覇したのは

6階級制覇たった2人だけです。

また5階級制覇したのも

たった5人(6階級制覇の2人を除く)だけです。

それほど多階級でチャンピオンになるというのは

難しいことなのです。

 

この記事の最初の話に戻りますが

「○○階級制覇王者!!」「スゴイ人なんだなー」

的を得ていたわけです!

 

これからボクシングを見る際は

○○階級制覇に注目して観戦してみると

ボクシングがもっと楽しくなること間違いないでしょう!!

 

 

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