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【戦力分析シリーズ】ムロジョン・アフマダリエフ【どんな選手?】

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目次

 

 

■戦力チャート

 

【評価】

星3:★★★

■戦績(2024年3月現在)

12戦11勝1敗 8KO

(KO率72.7%)

 

 

■基本情報

名前:ムロジョン・アフマダリエ
通称:MJ
階級:スーパーバンタム級
身長:166cm
リーチ:173cm
スタイル:サウスポー
国籍:ウズベキスタン
誕生日:1994年11月2日

 

 

■獲得した主要なタイトル

・世界選手権大会バンタム級銀メダル(アマチュア

リオデジャネイロオリンピックバンタム級銅メダル(アマチュア

WBAインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座

WBA世界スーパーバンタム級王座

IBF世界スーパーバンタム級王座

 

 

■どんな選手なのか?なんとなく選手解説

・アマチュアエリート

マチュア時代に300戦以上の試合経験と、アマチュア大会の最高峰である世界選手権とオリンピックの両方でメダルを獲得している経歴があり、疑いようのないマチュアエリート選手である。

 

・プロでもエリート

2018年3月にプロデビューを果たしたアフマダリエフはデビュー戦から連戦連勝を重ね、わずかプロ8戦目で当時6年間無敗のダニエル・ローマンを倒してWBAIBF2団体統一王者となっている。

この頃には既に、残る2団体の統一王者であるスティーブン・フルトンと並んで階級最強と言われるまでになっていた。

 

・悪夢

2023年、アフマダリエフとフルトンの二強時代に突入していたスーパーバンタム級に「モンスター」こと井上尚弥の転級が決定

井上尚弥はフルトンと試合を行い、この試合の勝者とアフマダリエフが戦うという「階級最強を決める戦い」の構図が出来上がっていた

 

予定通り井上尚弥はフルトンとの試合が決定。

その間に怪我明けだったアフマダリエフは「ナイトメア」の異名を持つマーロン・タパレスと対戦することになった。

あまり知名度の無いタパレスとの対戦に、戦前の予想ではアフマダリエフの勝利を支持する声が大多数であり完全に調整試合扱いであったが、ふたを開けてみれば粘り強く戦うタパレスに苦戦を強いられたアフマダリエフは最後まで攻め切ることができず、判定でアフマダリエフが敗れてしまうという大番狂わせが起こってしまう

 

タパレスの異名の通り、アフマダリエフは人生最大の「悪夢」を見るはめになったなったが、フルトンとの闘いを制した井上尚弥の4団体統一戦の相手がネームバリューの無いタパレスになってしまうという、ファンにとっても悪夢のような展開になったとさ。

 

・戦い方の特徴

マチュア時代の経歴の通りとても技術の高い選手であり、相手の出方に合わせて長距離から近距離までどの距離でも戦うことができる

重く鋭いジャブを軸に、すべて強打のコンビネーションを様々な角度で打ち込むのも非常に上手く、能力値的には欠点のない万能型ではあるものの、その中でも攻撃力は頭一つ抜けている印象である。

中間距離では通称である「MJ(マイケルジャクソン)」のような独特なステップで距離をコントロールしたり、相手の防御のタイミングをズラすような変則的な面もある。

前傾姿勢で相手に強いプレッシャーをかけることが多いため防御はブロッキングを多用しており、攻防一体というよりは攻守がはっきりわかれるタイプである。

 

 

■感想

はい、今回はMJこと

「ムロジョン・アフマダリエフ」さんです。

 

凄まじいアマチュア経歴の中で培ったテクニックの上に

パワーと変則性を兼ね備えており

どんなタイプ選手とでも戦えるとても汎用性の高い選手です!

 

過去に日本人の岩佐亮佑選手との対戦経験があり

その試合では世界とのレベルの差を見せつけるかのように圧倒的に勝利したアフマダリエフですが

 

これから日本人選手の人口が増えていくであろう

スーパーバンタム級の選手なので

今後日本人選手にとっての

ラスボス的な存在になる可能性大です!

 

日本人選手の試合を主に応援しているという人は

ぜひ要チェックです!!

 

 

 

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